「パンケーキ女子」という言葉が日本で流行り始めてから数年、その勢いはとどまることを知らない。ひきこもりの私の耳にも入ってくるくらいだから、巷ではたくさんのパンケーキ女子がたむろしているに違いない。
そもそも、【パンケーキ女子】とは?
おしゃれなパンケーキを食べたり、写真に撮ってSNSにアップしたりすることで、キラキラした自分を演出する女子のこと。類語に「スイーツ女子」がある。(ひきこもりペディアより)
しかし、これはすべて日本でのお話。
私は考えたのだ。
インドではどうだろう…?
インドでパンケーキ女子などという言葉は聞いたことがない。カレーと汗と排気ガスの匂いが充満する、むさ苦しさ満天のこの国で、パンケーキを頼み、写真に撮ったら、キラキラ輝く女子になることができるのか?と。
スパイス大国インドでキラキラなパンケーキ女子になるべく、一人旅のさなか、さっそく注文してみることにした。
まずはバラナシの街にたたずむまあまあ賑わっているカレー屋さん。明るい店内で一人旅の女子も入店しやすい雰囲気がある。ここで私はヌテラパンケーキを注文しようと試みる。
ヌテラとは、パンにつけるとやみつきになること間違いなしの、欧米では有名なチョコレートペーストだ。
想像していたパンケーキはこんな感じ👇
焼きたてパンケーキにヌテラとフルーツが添えられた、ふっくらほかほかのパンケーキが出てくることを期待。
さっそく注文する。
私「ヌテラパンケーキください」
店員 「(首をかしげる)」(→OKの意)
注文完了。
そして待つこと10分くらい。
口の中は、甘い甘いスイーツを待ち構えている。
出てきたパンケーキがこちら👇
…
……
………( ^ω^)?
…
……
………なんこれ( ^ω^)?
……パンケーキ…( ^ω^)?
何かの間違いかと思って、恐る恐るこの三角の茶色い物体にナイフを投入してみる。
うわあああああ…!!
バナナがごろごろ飛び出してきた…!!
想像との差が激しい…
とてつもないコレジャナイ感。。
とろとろチョコレートとミックスベリーが添えられた、出来立てホヤホヤのあま〜いパンは?
インスタ映えするおしゃれでカラフルな飾り付けは?
キラキラオーラを1ミリも感じない、地味すぎるパンケーキ。。
私の中のパンケーキの概念が一瞬にして覆された。
インドでは、この三角の茶色い物体をパンケーキと呼ぶらしい。。
見た目に衝撃を受けすぎて肝心の味についての情報を記載していなかったが、生地はカレーに付けて食べるチャパティ(ナンのしょぼいver.)の味、それにバナナとヌテラの味がそれぞれ混ざり合っているような感じだった。
はい、これは見た目から想像通りのお味。
インドでは、キラキラしたパンケーキ女子にはなれないのか?ここで断念するしかないのか…?
いや、私はまだ諦めたくはなかった。インドでパンケーキ女子、ひいては全インド人がうらやむような、輝くスイーツ女子になりたかった。
これをパンケーキとは認めるわけにはいかない。
偶然入ったバラナシのカレー屋さんで出てきたパンケーキが、たまたまあれだっただけで、他の地域の他のお店で頼むパンケーキならば、もっとあたたかみがあり、甘さが広がり、写真にも映えるパンケーキらしいパンケーキが出てくるのではないか…?
私は意を決して、「インド一人旅でパンケーキ女子作戦」を延長戦に持ち込むことにした。
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